年末年始に本を読んだので、簡単に忘備録を残しておきます。
1『How Starbucks Saved My Life』
英語学習は今年の目標の一つでもありまして。
まぁ毎年新年に誓っていることではあるのだけど(苦笑)
それでひとまずTOEIC本に手を出したりするのだけど、「勉強」ってつまらなくてやる気が出ないんですよねー。
そこで、もともと読書好きだし、読書しながら英語学習出来たら最高じゃん、ということで、英語できないけど洋書に挑戦してみることにした。
こちらの本は『Who Moved My Cheese?』に続き2冊目の洋書だったけど、著者が元エリート広告マンでさすがというべきか、文章は非常に読みやすく、中学レベルの英語力の自分でも時折Kindleで単語調べつつスラスラと、そして仕事に関する話なので、なかなか面白く読み進めることができた。(ファンタジーとか現実離れした話は得意じゃないので)
内容は、イェール大卒、大手広告会社で重役を経験し仕事に邁進してきたものの、60代で解雇され、不倫して相手は妊娠、そして離婚し、エリートから一転スタバ店員となった男性の話。
スタバのことが褒めちぎられていて、この本はスタバのマーケティングの一環なのではと何度も疑いたくなったけど、スタバの哲学やこの本に登場するスタバで働く人たちは魅力的だし(特にクリスタルさん)、主人公も若い世代に混じって店員として働く姿がとても謙虚で好感が持てるし、順応できるのが素直にすごい。
そして、「相手をリスペクトすること」とか、当たり前のようでいて大切なことが書かれていて、マイクさんやクリスタルさんのような姿勢は仕事上見習いたいなと思った。
心が温まる、仕事に活きる、良書でした。
2.『13歳からのアート思考』
「アートはビジネスに必要だ」とか近年耳にするし、もともと絵を描いたり眺めたりするのが好きなので、もう少し教養を身に着けたいと思って読んだ本。
普段美術館に行くと、正しい鑑賞方法というものがわからず、絵が描かれた背景だとか技法だとか理解して鑑賞しなきゃという思い込みがあり、説明文とか一つ一つじっくり読んで絵を頭で理解しようとして疲れてしまう方なんだけど、本によると、もちろん教養はあった方が楽しめるだろうけどそれは間違いで、それよりもその作品を見て自分自身はどう感じるか、どう考えるかが大事とのこと。
なるほど。無理に難しく構えなくてよかったのね。
アート鑑賞といっても、伝統的な(?)西洋絵画にはほとんど興味がなく、現代の作品が好きで、何故そういった作品が好きなのだろうと思っていたのだけれど、それは写真のように正確で美しく表現されたものを見ることが好きなのではなくて(そういう作品もそれはそれで素晴らしいと思うが)、作者が何を思ってその作品を作ったのか、そこから何を伝えようとしているのかを考えるのが好きだからであり、自分の趣味趣向がちょっぴり理解できた気がした。
アートがどのように変遷していったかという話は興味深かった。
結論、この本で伝えたいのは「自分の興味をもとに自分のものの見方で自分の答えを見つけること」が大事だということ。
絵画鑑賞もそうだけど、正解は一つと思い込んで何事でも白黒つけたがる性格で、頭が凝り固まっているように感じたので、もっと柔軟な頭で物事を考えられるようにならなければと思った。
昨年はおうち時間が長かったにも関わらずあまり読書できなかったので、
今年はもっといろんな本を読んで、考え、ブログに書き残せたらいいな。